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医者専用インスタ「Figure 1」の衝撃、医療のクラウドソーシングは何をもたらすのか

医師向けInstagramと聞いて、どのようなアプリを想像するだろうか。スマートフォンが普及した現在では、医師同士が症例についてメッセージや画像を送り合って議論することも珍しくない。

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Figure 1には、珍しい症例を示す患者の写真が多数投稿されている。医療施設の充実していない地域にいる医師であっても、Figure 1に画像を投稿すれば、世界中の同業者からセカンド・オピニオンを集め、正確な診断に役立てることができる。1000万ドルの資金調達に成功した同社は、さらなる規模の拡大と、人工知能技術開発を目指す。

 Instagramは流行のファッションや華やかなライフスタイルで溢れているが、「医師向けのInstagram」と称されるFigure 1はまったく異なる雰囲気を持つ。病気に冒された臓器や皮膚の写真が並び、一般の人では目を覆いたくなってしまうものが多い。しかし、医療関係者からは評価を受け、登録者は世界190か国から200万人以上を数え、米国の医学生の7割がFigure 1に登録したという。さらに、2017年6月には1000万ドルの資金調達に成功し、さらなる拡大を目指している。  Figure 1の特徴として、投稿者が医療関係者(医師、看護師、看護学生)に限られている点が挙げられる。医療関係者以外は投稿内容の参照はできるが、書き込みはできない。認証を受けた医療関係者が臨床事例を投稿しアドバイスを求めると、他のユーザーがコメントを書き込み、専門的な議論が繰り広げられる。これまで、心臓、脳、骨、内臓、皮膚、歯、整形、放射線、呼吸、アレルギー、リハビリなど、あらゆる専門分野について症例が集まってきた。  Figure 1は単なる画像共有アプリではなく、医療に関する知識データベースとなりつつある。世界中から投稿された症例は、教科書や論文にも載っていない珍しい事例かもしれない。投稿した人は、さまざまなフィードバックを同業者から受けられる一方で、投稿したことがない医療関係者も、その議論から学ぶところが大きい。医学生からの登録が多いのは、さまざまな議論に触れ、理解を深める機会になるからだろう。

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